令和6年3月1日から戸籍法の一部を改正する法律が施行されたため、本籍地が他の市区町村にある人であっても最寄りの市役所で戸籍を取得できるようになりました（以下「広域交付制度」といいます。）。 相続が発生すると相続人を特定す…

人が亡くなり相続が発生した場合に、預貯金や株式は相続人名義の口座に入金をする事が一般的です。しかし、銀行口座や証券口座を相続人が保有していない場合もございます。こうしたケースでは、新たに銀行口座や証券口座を開設することで…

何年も前に相続人全員によって遺産分割をして協議書は作成したものの、不動産の相続登記をしなかったために、未だに亡くなった方の名義のままにしてあるケースがしばしばあります。そのような事例では、月日の経過により当時の相続人も亡…

改正前の遺言執行者 令和元年７月に改正される前の民法では、遺言執行者は「相続人の代理人」であると定められているのみで、遺言執行者は具体的にどんな立場で何ができるのかが曖昧でした。「相続させる」旨の遺言があった場合には、対…

相続で遺産を承継する相続人は、民法に基づいて決められます。これを法定相続人といいますが、法定相続人は自身の相続分を第三者に譲渡することができることをご存じでしょうか。 民法905条では「共同相続人の1人が遺産の分割前にそ…

重要な死亡届 人が亡くなった場合には、死亡届という書類を亡くなった場所の最寄りの市区町村に提出します。この死亡届は非常に重要な届出で、死亡届を提出しないと火葬の許可書の交付を受けることができず、ご遺体の火葬をすることがで…

一般的に、相続の経験は人生で数回程度かと思います。そのため、専門家等でない限り相続手続きに慣れた人は少なく、どこに相談すれば良いのか、また、何から始めれば良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか。 不動産を所…

父が亡くなった後、相続手続きを行う前に母も亡くなってしまったという相談が時々ございます。相続が発生すると、相続人の特定が必要になるため、出生から死亡に至るまでの全ての戸籍関係書類を収集することになります。この場合、父の戸…

遺産分割協議では、相続人が話し合いにより財産の分配を行います。分配の割合や方法を決めるには、分配される財産の内容や性質を理解する必要があります。たとえば、現金を多く受け取るか、または長期にわたり賃貸収入を得る不動産を選ぶ…

遺産分割協議書とは遺産を誰が何を取得するかについて記載する書類で、最初に行う相続手続きの一つです。遺産の分け方を明確にしないと、相続登記や預金の払戻等の具体的な手続きを進めることができません。 遺産分割協議書には相続人全…